創業者は「江の島丼」の生みの親 松本米次郎
「江ノ島」片瀬地区は、昔より半農半漁の営みがあり昭和初期までは、相州片瀬川口村という地名でございました。
日本料理松川は、片瀬川口村に明治四十一年頃に初代であります祖父 松本米次郎が店を出したのが始まりでございます。
米次郎は、食に対する強い情熱と深いこだわりを持つ研究熱心な人物で、「江ノ島丼」を始めとする数々の創作料理を考案いたしました。この初代の教えと理想が現在の松川の礎となっております。
受け継がれ、磨き抜かれていく松川の技と味
写真は、昭和初期、二代目松本政吉(向かって左側)が東京銀座の料亭『はち巻岡田』で長年修行を積み、この地に戻ってから店先に出した看板です。ちょっと厳しげな表情は食にかける意欲と情熱のあらわれ。
初代から続く技への研鑽は、現在の松川本店にもしっかりと受け継がれています。
松川本館
片瀬川に面した瀟洒な外観。本格的な懐石料理を中心とした繊細で風雅な日本料理を堪能できます。気軽に味わっていただけるランチタイムも好評。ご宴会、ご会合、大切な方のおもてなしにご利用ください。富士山を望む窓からの眺望も魅力です。
これからも地元の素材を生かし、昔の片瀬・江ノ島・腰越に古くからある素朴な料理を掘り起こしながら、皆様に片瀬の郷土料理という形にして提供させていただき、他店にない松川ならではの味造りに挑戦していく所存でございます。
片瀬八景
波音 松風 はねる魚
昔の面影も残る
江の島 片瀬川の
春夏秋冬 片瀬八景
(絵 田口雅己)